みなさんこんにちは、株式会社Ligula代表取締役の今井智紀です。

今回は、最近よく聞かれる「株式投資の始め方・勉強の仕方」について解説していきます。

「これがおすすめ!」ではなくて、あくまでも自分が6年に投資歴の中で経験したことを中心に書いていきますので、最終的な意思決定及び責任はご自身のものとなりますのでご留意ください。



自己紹介


・個人投資家(中学1年生から)
・株式会社Ligula代表取締役
・株式会社ユーグレナFutureサミットメンバー
・株式会社MoonJapan 取締役COO
・元岡山県笠岡市地域おこし協力隊インターン

中学1年生の頃に母親の影響で株式投資を開始し、国内現物株への投資を続ける。

現在、100万円程度の国内現物株式を保有。(2023年9月現在、計8社に分散投資)

現在、250万円程度の株式を保有し運用中。(2024年10月現在)主に、国内現物株、アメリカ株、中国株、インデックスファンド、仮想通貨に投資中。


株式投資の勉強方法

①株式投資の理解

そもそも株式投資ってなんなのでしょうか?本来どういうものなのでしょうか?歴史とともに株式投資の本質について理解することが勉強の第一歩です。


株の歴史

諸説はありますが、株式の始まりは大航海時代だと言われています。

15世紀〜17世紀の大航海時代において、貿易システムの資金調達方法として株式がスタートしました。

貿易によって得られるリターンは莫大な利益を生み出しましたが、当時の技術では無事に帰ってくるかどうかも保証できません。つまり、1人が出資をして収益を独占するのではかなりハイリスクハイリターンだったのです。


そこで採用されたのが「株式」の仕組み。


そのハイリスクハイリターンの貿易事業に複数の出資者が投資し代わりに株券を渡すことで成功した時には株券と引き換えに利益を分配し、失敗した時には投資家のリスクを最小限にすることが可能となりました。


現代の株式

現代の経済では、多額の資金が必要となる事業を行うために株式会社を設立し、未公開株式を渡し投資家から出資を得たり、証券取引市場に上場することで公開株式を個人投資家などの多くの投資家からの出資を得られたりできるようになりました。


ですから、株式投資を始める上で切っても切り離せないのが株式会社が行う事業全体と株式市場です。


上場している株式の価格は様々な要因で上下しますが、その根源は株式会社が行う事業と株式市場内での需給バランスなのです。

つまり、株の本質には株式会社が行う事業そのものがあるということです。


②書籍で知識を学ぶ

株の本質についてはネットやYouTube等の動画でも構いません。


しかし、業績の見方やチャート(ロウソク足)の見方、気配板の見方などは上記の方法だけでは不十分の場合があります。


また、専門用語や専門知識を体系的に学ぶには書籍がもっとも効率の良い勉強方法だと思っています。

私は以下の書籍を使用して必要な知識を学びました。


1. ファンダメンタル投資の教科書



価格:1,870円

一冊目は、足立 武志さん著書の「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版」です。
こちらの書籍は、題名通りファンダメンタル投資(企業業績の分析を中心とした投資手法)に関する内容の書かれた書籍です。
決算書の中で株式投資の分析をするにはどこを見て、どのように分析すれば良いのかがわかります。
ファンダメンタル投資する方には必須本です。


2. マンガでわかる最強の株入門



価格:1,870円

二冊目は、安恒 理さん著書の「マンガでわかる最強の株入門」です。
こちらの書籍は、ファンダメンタル投資とは異なり、テクニカル分析(チャート分析)を主に取り上げており、トレーダーには必須の書籍です。
題名通り、漫画のイラストや図がかなり多めなので、はじめて投資に触れる方にもわかりやすい内容になっています。


3. 株の学校 改訂新版



価格:1,760円

三冊目は、窪田 剛さん著書の「株の学校 改訂新版」です。
この書籍は、チャートの見方をはじめ、売買のルールまでわかりやすく解説しており、株初心者がはじめに手にとる書籍としては、私の中でも最もわかりやすい書籍ではないかと思っています。
イラストも多めですが、しっかり文章でも書かれているので、しっかり知識も身につきます。


③実際に運用してみる

最終的に1番力になる瞬間は実際に手を動かした瞬間です。


いわゆる「勘」を磨くために、業績を眺め、チャートを眺め、気配板を眺めながら売り買いを繰り返すことが非常に重要だと思います。


私自身、今まで30を超える銘柄を取引してきましたが、だんだんとその精度が上がり「勘」で投資ができるようになってきました。


(もちろん100%勘で投資をしているわけではありませんが。)



株式投資の始め方

株式投資(国内現物取引)を始めるには、①資金の用意、②証券口座の開設、③投資銘柄の選定、④株式の購入、⑤株式の売却 or 配当金の受け取りという手順があります。

順番に解説していきます。


①資金の用意

まず初めに資金の用意が必要です。


株を始める上で〇〇円以上必要という条件はありませんが、少なくとも10万円〜20万円程度はあった方が購入できる銘柄の選択肢も高まりますし、リターンもちょっとしたお小遣い程度には得られる可能性があります。

(実際、20万円を数億円にしたという話もありますが、私のやっている国内現物株式ではほぼ不可能では?と思っています。信用取引とかしてそう。知らんけど。)

しかし、全財産を株式につぎ込むのは大変リスクが高いので、余剰金で投資をしなさいといろんな方がおっしゃっています。

また、PayPay証券やLINE証券などで1株から購入できる仕組みがあるので、もし直近で資金を集められないが早く投資を始めたい方は1株単位での購入も検討してみてはいかがでしょうか。


②証券口座の開設

資金の用意が終わったら次に証券口座の開設が必要になります。

証券取引所に上場している株式をネット上で売買するには、SBI証券や楽天証券などの証券口座を開設しなければなりません。


ちなみに私はSBI証券楽天証券をダブルで使っています。

証券口座に関してはおすすめは特にないのですが、迷っている方は最大手のSBI証券か楽天証券を開設されると間違いはないと思います。


③投資銘柄の選定

証券口座の開設が完了した方はいよいよ投資銘柄の選定です。


投資銘柄の選定は投資手法や資金の量、市場の相場、タイミングなどによっても様々な基準がありますが、私の場合は気になる会社の「ホームページ」→「業績(決算短信など)」→「事業内容の将来性」→「会社の将来性」→「チャート」→「気配板」の順番でみて投資銘柄を選定しています。


チャートと気配板はあくまでもタイミングを見るために用いているだけで、基本的にはその会社の事業内容と将来性などを見ています。


④株式の購入

投資銘柄の選定が完了したら、実際に株式の購入を行います。


株式の購入は証券口座を開設した証券会社で行います。(ネット証券ならネット上で注文)


株式を購入する際には、「購入単元数」「注文方法(成行注文or指値注文)」(「指値注文の場合は購入価格」)の情報が必要になります。

なお、最低購入単元数が100株に設定されている証券会社がほとんどですが、1株単位から購入できるサービスもあるみたいです。


⑤株式の売却 or 配当金の受け取り

株式投資で利益を得るには、購入した株式を売却する(キャピタルゲイン)か配当金を受け取る(インカムゲイン)方法があります。


私の場合は、キャピタルゲイン9:インカムゲイン1ぐらいの割合で投資しています。

少額のうちはキャピタルゲイン重視で投資し、額が増えてきたら(1000万円ぐらい?)徐々にインカムゲイン重視にシフトしても良いかなと思っています。


まとめ

今回は株式投資の始め方と勉強方法の二本立てで書きました。


株式投資の勉強方法は①本質の理解②書籍で知識を学ぶ、③実際に運用してみるの3ステップ、株式投資の始め方は①資金の用意②証券口座の開設③投資銘柄の選定④株式の購入⑤株式の売却 or 配当金の受け取りという5ステップを紹介しました。

いかがでしたでしょうか?
「株に興味を持った」「株式投資のやり方がわかってきた」
という方がいれば幸いです。

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